フィンテック 金融維新へ

フィンテックが3割奪う、金融機関の収益 アクセンチュア

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ペイメントの世界で起こる金融機関の危機

 ペイメント(支払い・決済)の世界を例にとって考えてみよう。本邦のペイメント市場は、キャッシュレス化やデジタル化の恩恵を受けて年率7~8%の勢いで急拡大している。しかし、その急拡大を牽引しているのは、伝統的なプレイヤーではなく、楽天やイオンといった新規参入プレイヤーだ。商流と結びついたサービスを展開することで独自の経済圏を確立し、高いインセンティブで顧客拡大を成功させている。このように、伝統的な金融機関への信任よりも、より高いインセンティブや利便性の高さに消費者の重視する価値が移り変わっていることが確認されている。

 さらにいえば、ペイメントの手段はスクエアやアップルなどのテクノロジー企業によって革新の時代を迎えている。異業種の成功やテクノロジー企業によるペイメント手段の革新の結果、金融機関がこれまで口座振替やATMからの現金引き出しといった形で押さえていたマネーフローは、クレジットカードや新たなペイメント手段に代替され、その代替されたペイメントの主役が商流を持つプレイヤーやテクノロジー企業に取って代わられようとしているのだ。

<FONTBOLD />ペイメントの多様化</FONTBOLD> 出所:アクセンチュア作成</p><p>

ペイメントの多様化 出所:アクセンチュア作成

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