会社の老化は止められない。

コミュニケーションコストの増加で老化が加速 ビジネスコンサルタント 細谷功 氏

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「オレは聞いていない」が意味すること

 こうした「ほうれんそう」教に毒された管理職からよく聞かれるセリフが「オレは聞いていない」である。これも老化した組織に見られる典型的な症状といえる。

 このセリフがどういう場面で発せられるかを考えてみよう。「オレは聞いていない」というのは、

・権限上は「オレ」が聞いておくべきところなのに、

・すでに別のルートで実行されてしまっている。

 というときに発せられるセリフだろう。

 要するに、組織の「本来(フォーマル)のチャネル」が機能せず、インフォーマルのチャネルが機能しているということである。これは「中身を重視する」人(イノベーター)と「形式を重視する」人(アンチイノベーター)との違いを組み合わせてみると、うまく説明ができる。それを下の図に示した。

 インフォーマルとフォーマルの両方のチャネルが機能していなければ単なるコミュニケーション不足であり、これが両方伝わっていれば健全なコミュニケーションだろう。

「オレは聞いていない」を可視化すると

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