会社の老化は止められない。

会社の営みは「老化との戦い」 ビジネスコンサルタント 細谷功 氏

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 会社は人間と同様、生まれた瞬間から老化の一途をたどり、決して若返ることはない。したがって会社もうまい年の取り方を考えた上で「リセット」をかける必要がある。これが本書のキーメッセージである。ここでは「老化」を「後戻りのできない『不可逆プロセス』の進行」と定義する。

 それは「数が増える」「均質化する」「複雑化する」ことで劣化する現象で、具体的には次のようなことが起こる。「ルールや規則の増加」「部門と階層の増殖」「外注化による空洞化」「過剰品質化」「手段の目的化」「顧客意識の希薄化と社内志向化」「『社内政治家』の増殖」「人材の均質化・凡庸化」......

 これらは皆、会社の老化現象である。読者の皆さんの会社でも思い当たる節があるだろう。ここに「会社の老化度チェックリスト」を掲載するので、実際に自分の会社をチェックされたい。

会社の老化度チェックリスト

 人間と同様、会社は生まれた瞬間から老化が始まる。さらに、会社の営みを一言で表現すれば、「老化との戦い」ということもできるだろう。それは会社という生命体が持っている「不可逆性」、つまり変化は一方通行で後戻りができないという性質による。

 例えば「ルールや規則は増える一方」「顧客意識は薄まる一方」「目的意識の希薄化は進行する一方」というように、会社の老化は一方通行の不可逆プロセスとして進行していく。

 本書では会社が持っているさまざまな不可逆性を事象として説明するとともに、それがなぜ起きるのか、その根本原因を探っていきたい。

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