マネジメントインタビュー

もう「日本人は均質」にあらず? 静かに広がる世代間ギャップ マネジメントソリューションズ 代表取締役社長 高橋 信也氏

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 「日本人は均質」という常識は、経営者やリーダーの目を曇らせ、すでに企業内で広く進行している多様性(ダイバーシティー)を見過ごす罠になっているかもしれない。会社の中には、バブル景気をおう歌した社員もいれば、就職氷河期の中でやっと就職し、不景気しか知らない社員もいる。多感な時期に東日本大震災を経験し、人生観に影響を受けた人もいる。世代間の意識のギャップは案外大きい。

 こうした意識のずれは昔から常にある問題だが、それぞれの社員が育った社会環境が「めまぐるしく変化」してきたため、そのずれがより大きくなってきている。マネジメントソリューションズの高橋信也社長は、「社員の価値観は5歳ごとに違うと感じる」という。そんな多様な社員たちが同じ目的・目標に向かってベクトルをそろえ、皆が「腹落ち」して取り組めるようなダイバーシティーマネジメントに、経営者やリーダーはもっと意識を向けるべきだと高橋氏は語る。(日経BizGate)

――高橋さんが2005年に設立したマネジメントソリューションズは、プロジェクトマネジメント支援サービスを手掛けている。今、マネジメントの観点から、最も注目していることは?

<FONTBOLD />高橋信也氏</FONTBOLD></p><p>マネジメントソリューションズ代表取締役社長兼 CEO。アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア)、キャップジェミニ、ソニーグローバルソリューションズを経て、2005年にマネジメントソリューションズを設立。2013年に米カリフォルニア州にMSOL, Inc.を立ち上げ、同社プレジデント兼CEOも務める。

高橋信也氏

マネジメントソリューションズ代表取締役社長兼 CEO。アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア)、キャップジェミニ、ソニーグローバルソリューションズを経て、2005年にマネジメントソリューションズを設立。2013年に米カリフォルニア州にMSOL, Inc.を立ち上げ、同社プレジデント兼CEOも務める。

 いろいろあるが、ダイバーシティーマネジメントが一番気になっている。プロジェクトマネジメントの世界でもそうだが、企業全体のマネジメントにもかかわる話だ。

 私は、コンサルタントだった時代から通算で60社以上の企業とお付き合いし、マネジメントソリューションズを創立してからの9年間でも40社くらいのクライアントとお付き合いしてきた。いろいろな企業のさまざまな課題を見てきた中で、最近特に、国内でもダイバーシティーマネジメントが大事だと感じ始めている。当社の社員は70人ほどだが、そこを見るだけでも多様性(ダイバーシティー)を感じざるを得ないからだ。

――高橋さんは社長として若いほうだが、それでも価値観の違いを感じるのか。

 私は今42歳だが、私より少し下の35歳くらいだと、もう価値観が変わってくる。5歳刻みで「仕事をする、働く」ということに対する世代の価値観が少しずつ異なっていると思う。

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