マネジメントインタビュー

ポケモンGOが示す新市場は「現実・仮想の境」 D4DR 藤元健太郎 氏

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生活の中に浸食してくる仮想世界

 このような仮想現実の世界は、前述したように、早ければ2020年くらいにやって来るかもしれない。「すでにYouTubeは動画の8K対応を始めました。あとは8Kディスプレーがどこまで安くなり、通信回線がどこまで速くなるか、という問題になっています。8K映像のデータ量は膨大なので、高速な通信回線が欠かせません。8Kテレビ放送の準備も進められていますが、それとは完全に切り離された形で普及が進むと思います」

 無線モバイル通信も進化する。2020年の実用化を目指し、「5G」と呼ばれる次世代通信規格の研究開発が進められている。その最大通信速度は現在より2桁速い10Gbps超とされ、8K映像を伝送できるようになる。すでに5月に開催された無線通信技術コンファレンス「WTP(ワイヤレス・テクノロジー・パーク)2016」では、NTTドコモとノキアが世界初となる8K映像の5G無線伝送デモを披露している。

 「5G」の技術的な可能性が見えてきたとき、モバイル環境で仮想現実を楽しむアイデアやそれを事業化するアイデアはいろいろ出てくるだろうと藤元氏はみる。肝心なのは、こういう方向に生活やコミュニケーションが変化しつつあることを感じていれば、ビジネスの機会も見えてくるということだ。

 藤元氏は「生活の中に仮想世界が浸食してきている」と語る。そして、現実空間と仮想空間の境にはさまざまな変化が起こり、そこに新市場が生まれる。こうした本質的なトレンドに目を向ける必要がありそうだ。

キーワード:経営、企画、経営層、ものづくり、技術、人事、人材、働き方改革、イノベーション、ICT、グローバル化

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