「一流」の仕事

仕事は「楽しくやる」もの 経営コンサルタント 小宮一慶 氏

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 仕事をしていて、本当に楽しいなとか、やっていてよかったなとか、そういう気持ちをどれだけ持てるかが大切なのです。

 仕事に対する考え方が間違っていると、残念ながらモチベーションは上がりません。仕事を単に生活のためにお金を稼ぐことだと考えたり、一生懸命働くことを自己犠牲だと考えたりするようではいけないのです。

 多くの人が、「朝が早く来ないかな」と思うこともなく、嫌々仕事をしていて、それが普通だと思っているようです。

 しかし、それは誤りです。そして、多くの人がそう思っているからこそ、本当に仕事の楽しさを知った人はすごく幸せですし、もちろんパフォーマンスも違ってきますから、経済的にも恵まれているのです。

 同じなるなら、そちらになった方がいいですよね。

仕事で自己実現しよう

 自己実現とは、なれる最高の自分になることだと私は考えています。そして、ビジネスマンなら、「仕事で自己実現しよう」と考えることが大切です。

 どんな人でも、だれにでもなれるのです。ちょっとした考え方の違いなのですから、今日からでも始められます。

 一歩踏み込んで、良い仕事をすることに専念して、そして、1日の終わりに今日1日良い仕事をしたかどうか反省する。それを積み重ねていけば、必ず結果は出ます。

 もちろん、コツはあります。例えば、月間目標を立てるとか、朝からきちんとインプットするとか、To Doリストをつくるとか。それらについてはおいおい詳しく説明しますが、まずは、何度も言うように正しい考え方を身につけることです。

 稲盛和夫さんは、人が成功する要件は、「考え方×能力×熱意」だとおっしゃっています。能力と熱意は0点~100点までしかありませんが、考え方はマイナス100点からプラス100点まであります。考え方が間違っていれば、何をやってもムダになります。

 なれる最高の自分を目指して、いつもベストを尽くし努力することが大切なのです。

小宮一慶 著 『「一流」の仕事』(日本経済新聞出版社、2016年)「第1章 そもそも仕事とは何か、働くとはどういうことか」から
小宮一慶(こみや かずよし)
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表。数十社の非常勤取締役や監査役、顧問も務める。1957年大阪府生まれ。81年に京都大学法学部卒業、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。在職中の84年から2年間、米ダートマス大学タック経営大学院に留学、MBA取得。91年、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間の93年初夏には、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。94年からは、日本福祉サービス(現・セントケア・ホールディング)企画部長として在宅介護の問題に取り組む。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。2014年に名古屋大学客員教授に就任。著書は、『日経文庫 これだけ財務諸表』『小宮一慶の「日経新聞」深読み講座2017年版』(以上、日本経済新聞出版社)、『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』(サンマーク文庫)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、『どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座』(ディスカヴァー携書)など多数。

キーワード:働き方改革、人事、人材、研修、経営、人事、管理職

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