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人智とデジタルの結合、リクルートSUUMOの解 トライバルメディアハウス 池田紀行氏

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 企業は今後、自社ウェブサイトをデジタルマーケティング戦略の中心に据え、顧客のブランド理解やロイヤルティーを向上させていくことになるだろう。そのため、自社ウェブサイトや直販ECサイトに、いかに効率的に集客し、新商品の魅力を伝え、キャンペーンに応募してもらい、リアル店舗にも送客し、商品を買ってもらうか(買い続けてもらうか)が勝負となる。

 しかし、ネットを「マスマーケティングを補完するもの」として活用してきた企業にとって、デジタルマーケティングは、正直「なんだかよく分からないもの」かもしれない。「ビッグデータ」や「データサイエンティスト」などの横文字がたくさん並んでいるからでもある。

 そのため、今回はあえて国内企業でデジタルマーケティングの最前線を走るSUUMOの取り組みを紹介したい。デジタルマーケティングについて、概念だけでなく、実際にPDCAサイクルを回している数少ない企業だからである。SUUMOの取り組みを参考に、あなたの会社でも少しずつ、着実に歩みを進めてもらいたい。

人生で数回の機会を逃さない、SUUMOのデジタル化

 ご存知の通り、SUUMOは不動産や住宅に関する総合情報検索サイトである。住まいを借りる、買う、建てる、売る、リフォームするなどの際に利用されており、同業他社はホームズやアットホーム、ヤフー不動産などである。

 「住み替える」という機会は、人生の中でそう滅多にない(日本人の平均引越し回数は3~5回といわれる)。そのため、マーケティングチャンスは極めて限定的となる。

成田 拓人氏</p><p>リクルート住まいカンパニー MP統括部SUUMOネットMP部 部長

成田 拓人氏

リクルート住まいカンパニー MP統括部SUUMOネットMP部 部長

 住み替えに関するニーズは、転職、異動(転勤)、結婚、出産などのライフステージの変化によって発生することも多い。それらのニーズを取り込むための施策には様々なものがある。たとえば、バナー広告は主に認知や再想起を促すもの、リスティング広告は顕在化したニーズを効率よく取り込むもの、リターゲティング広告は一度顕在化したもののコンバージョンまで至らなかった顧客を継続的にフォローするもの、それ以外にも、サイトに訪れた際のレコメンデーションなど、施策は数多くある。SUUMOは、その限られたマーケティングチャンスを、どのように効率的に取り込んでいるのだろうか。担当の成田氏に話をうかがった。

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