ソーシャルメディアのその先へ

「ソーシャルメディアのその先」に激動の予感 トライバルメディアハウス 池田紀行氏

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消費者の興味に合わせられる「ネット広告」という革命

 1990年代後半から2000年代になると、インターネットが広く普及し始め、ディスプレー広告(バナー広告)やリスティング広告(検索連動型広告)の存在感が大きくなった。

 それまでのマス広告には、「効いているのは間違いないが、何がどのくらい効いているのかイマイチよく分からない」という課題があった。これに対してリスティング広告は、消費者の興味、比較検討、購買ニーズが顕在化した瞬間に行われる「ネット検索行動」に対して、ピンポイントで広告を(そのユーザーの役に立つコンテンツのように)掲出することができる。これにより、良質な顧客候補を効率的にサイトに誘導することに成功した。

 例えば、あなたは今度、東京から大阪に転勤することになったとする。あなたは新しい住居として、新大阪駅からほど近い江坂駅から徒歩5分圏内に、3LDKで70~80平方メートル、家賃13万~15万円の物件を見つけたいとしよう。

 この場合、あなたはわざわざ大阪の江坂に出向き、地元の不動産屋に行き、空き物件を紹介してもらい、内見をしなければならないだろうか。1日に内見できる物件数には限界があるので、心の底から納得できなくても、時間切れで契約することもあるだろう。

 しかし今は、パソコンやスマートフォンで「江坂 賃貸 3LDK」で検索すると一瞬にして60件以上の物件が出てくる。その中で条件に合う物件を選び、マンションの外観や部屋の間取りも事前にチェックできる。イメージと合わなければ、隣の駅を検索することだって簡単だ。

マーケティングに、効率面で革命的な「ネット広告」が加わった

マーケティングに、効率面で革命的な「ネット広告」が加わった

 検索連動型広告(リスティング広告)の登場によって、数万、数十万の「探索ニーズ」に応じて、最適な広告を(その人にとって有益な)コンテンツのように掲出することが可能になった。これは、大企業だけでなく、数多くの中小・中堅企業でも、消費者の細かなニーズに対応した広告が(ほぼ無駄打ちなしで効率的に)打てるようになった「広告革命」とも言える変化である。

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