ソーシャルメディアのその先へ

なぜ、あの商品を自動的に買ってしまうのか トライバルメディアハウス 池田紀行氏

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 そのためには、マス広告だけでなく、ソーシャルメディアなどを活用して、顧客と緩やかなつながりを持つとよい。恒常的なコミュニケーションをとり続けることで、ブランドに対する親しみや好意を少しずつ高めていけるだろう。

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 ブランド選択が、すでにワーキングメモリーで自動化されている顧客をつなぎとめるには顧客満足よりも不満足の解消や想起集合の中で1位を取り続けることが効く。しかし、マーケットでのチャレンジャーやフォロワーがその状況をひっくり返すためには、「想起(2位や3位)」×「愛着や好意度」の掛け算で勝負するしかない。逆に言えば、マーケットリーダーは、想起1位に加え、愛着も好意度も1位を獲得してしまえば競争戦略としては盤石であると言えよう。

 あらゆる商品がコモディティ化し、他社との差別化による競争優位性を発揮しにくい現代だからこそ、「自動的に買ってもらうブランド」を目指す価値がある。きっとそこには、今まで気付かなかった"勝利の方程式"が隠されているはずだ。

池田 紀行 (いけだ のりゆき)
トライバルメディアハウス代表取締役社長。1973年横浜市生まれ。ビジネスコンサルティングファーム、マーケティングコンサルタント、ネットマーケティング会社クチコミマーケティング研究所所長、バイラルマーケティング専業会社代表を経て現職。キリンビール、P&G、トヨタ自動車などのソーシャルメディアマーケティングを支援する。『Facebookマーケティング戦略』『ソーシャルインフルエンス』『キズナのマーケティング』など著書多数。Twitter:@ikedanoriyuki、Facebook:http://www.facebook.com/ikedanoriyuki

キーワード:経営層、管理職、マーケティング、営業、経営、人材、IoT、AI

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