儲かる一言 損する一言

弱みやピンチを逆手にとる一言 田中公認会計士事務所 所長 田中靖浩

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 なにが困るって「遺影」です。私の経験上も、だいたい気が動転している家族は、そのへんにある写真を適当に遺影として選びます。

 「この遺影、本人は気に入らないだろうな」という気の毒な写真もちらほら。

 生前会員制度では家族に苦労をさせず、そして本人が気に入らない写真を飾られる苦痛を避けるべく、生前のうちに遺影写真を撮っておくのだそうです。

 さて、撮影会でいよいよ濱ちゃんの登場。

 彼のアイデアで「遺影撮影会じゃあ印象が暗いから、ブロマイド撮影会にしよう」ということになりました。

 それでも女性会員の皆さまは「いまさら写真なんて...」と尻込みします。

 ここからが濱ちゃんの腕の見せどころ。いまのデジタル時代、「レタッチ」という名の粉飾(?)が可能。シワが心配な女性にはシワを取った表情に、歯がない女性には歯を増やすなど、数々の素晴らしいテクニックを披露するのです。

 はじめは遠慮がちだった女性たちも、最近では「まあ、なんてステキな写真!」と歓声をあげているそうです。彼女たちは喜んでブロマイド撮影会にやってくるようになりました。「あなたもおいでよ」と大勢の友達を誘いながら。

教訓
 ・暗くなりがちな商売も工夫ひとつで明るくできる。
 ・コラボの可能性は無限大!
田中 靖浩 著 『儲かる一言 損する一言』(日本経済新聞出版社、2017年)「はじめに」「第5章 弱みやピンチを逆手に取る一言」「第6章 安さに頼らず、感動を届ける一言」から
田中 靖浩(たなか やすひろ)
田中公認会計士事務所所長、東京都立・産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業、外資系コンサルティング会社を経て現職。「笑いのとれる会計士」としてセミナー講師や執筆を行う一方、落語家・漫談師とのコラボイベントも手がける。近年は、商売人塾を立ち上げるなどスモールビジネスのサポートに力を入れている。著書に『良い値決め 悪い値決め』『米軍式 人を動かすマネジメント』『実学入門 経営がみえる会計』ほか多数。

キーワード:経営、マーケティング、ICT、イノベーション、企画、プレーヤー

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