「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則

不意の訪問客に「ノー」と言えるか メリル・E・ダグラス & ドナ・N・ダグラス

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積極性レベル3《「ノー」がうまく言えれば一人前》

 2種類の人間を自分のまわりから遠ざけておく。理不尽な要求をつきつけてくる人間と、こちらを利用することばかり考えている人間とである。一口に遠ざけるとはいっても、実際に行なうのは容易ではない。

 まず、その種の人間たちに対する自分の感情を立証したり、反証したりするデータを集めることからはじめる。また、邪魔をコントロールする手だてを思いつく限り列挙し、その中から最善策を選びだすことである。時間のかかる作業ではあるが、それなりの見返りはあるはずだ。

 誰かに「ちょっとの間いいかい?」と言われた場合には、率直であること。「ノー」と言うことを知らなくてはいけない。自信と積極性をそなえた人間だけがたやすく「ノー」と言うことができる。このタイプの人間の場合、「ノー」こそ最も時間を倹約させてくれる言葉であるから、それが使える場合には努めて使うようにする。もちろん、その時々で事情は違うが、次の9つの指針が役に立つはずである。

(1)上司に「ノー」と言う。この提言は、本人と上司との人間関係にかかっている。しかし、上司の要請に素直に応じなかったら自分の仕事が危うくなるなどと自動的に思いこんでしまわないことである。多くの上司は部下によい仕事をさせたいと思いこそすれ、自分を殺してまで仕事にのめりこむことを期待してはいないはずである。
(2)しなければならない仕事の優先順位を決める。邪魔がはいった場合に、それは計画していた事項より大事か、あるいは大事でないかを見きわめる。前もって優先順位が決めてあれば、時間の使い方を判断するための情報がそれだけ多いことになる。
(3)時間がある時にはいつでも進んで力になることをみんなに知ってもらう。時間の都合がつく時には、ほかの人たちの相談に乗ってやり、面倒見がよいという評判を確立すること。可能な場合には、助力を求めてきた相手に代替案を提供する。日頃からそうしておけば、時々「ノー」と言ったからといって評判が悪くなるようなことはない。
(4)ウサギ狩りの習慣を絶つ。目の前に出現する事柄に次々ととりくむことを、俗に「ウサギ狩り」という。そういう癖を持つ人たちは、どちらの方向へでも誘導されるがままに進んでいく。これは感心しない労働習慣で、到底、効果的な時間の管理は望めない。
(5)「ノー」と言う場合、その理由を率直に告げる。時には、拒否することが最も妥当だという場合もある。しかし、その理由を相手にはっきりと告げることである。

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