「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則

「習慣を改める」という習慣を身に付ける メリル・E・ダグラス & ドナ・N・ダグラス

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4 新しい習慣が身につくまでは、新しいやり方を変えない。ともすれば、昔ながらのやり方でやりたくなる。そうした誘惑に負けないことである。中には、「1回ぐらいどうということはあるまい」などと言い訳をする人たちがいる。実際は、1回でも2回でも、ことは重大なのである。1回元に戻るごとに、改めて最初からやり直さなければならないからである。やり直そうとする回数が多くなればなるほど、習慣を変えることがますます難しくなる。

5 新しい行動を実践するためにあらゆる機会を利用する。「新しい習慣を身につけてみせる」とどれだけきっぱりと断言してみたところで、実際に新しい行動に踏みださなければその習慣は自分のものにはならない。それを利用する機会を見つけだすことである。新しい行動をふだんよりもひんぱんに採用できるように時間割を組む。新しい行動が習慣として定着するまでは、それを実践するために自分にできることは何でもやってみることである。

 1つの習慣を別の習慣に変えるために必要な時間は、その人の性格や、変えようとする習慣の内容によって異なる。ただ、仕事関係の習慣の多くは、3週間から7週間で変えられる。

 習慣は、日々の時間の使い方の、いわば中枢神経である。1つ1つの行動がその前の行動によってきっかけを与えられ、その行動はまた、順送りにほかの行動のきっかけとなる。ウィリアム・ジェームズはこう言っている。「われわれの神経系統を敵ではなく味方にしてしまうことほどすばらしいことはない」と。

メリル・E・ダグラス&ドナ・N・ダグラス 著、川勝久 訳 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』(日本経済新聞出版社、2017年)第3章「仕事の「流れ」を加速する「ひと工夫」」から
メリル・E・ダグラス(Merrill E. Douglass)
心理学博士。タイム・マネジメント・センター所長として時間の生産性、仕事の能率化について40年以上にわたり研究してきた。その成果は高く評価されており、多くの企業で実践されている。本書は著者のライフワークの真髄をまとめたものであり、1980年の刊行以来、現在も読み継がれているロングセラーである。現在はエンブリー・リドル航空大学准教授を務めている。


ドナ・N・ダグラス(Donna N. Douglass)
タイム・マネジメント・センター社長。
川勝 久(かわかつ ひさし)
1931年生まれ。1953年一橋大学社会学科卒業。東京放送(TBS)勤務時代から翻訳に携わり、ハーブ・コーエン『FBI アカデミーで教える心理交渉術』、ケネス・ブランチャード「1分間マネジャー」シリーズなど訳書多数。

キーワード:プレーヤー、人事、人材、研修、管理職、働き方改革

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