「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則

「習慣を改める」という習慣を身に付ける メリル・E・ダグラス & ドナ・N・ダグラス

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 「ダグラス時間統御システム」には次の6つの段階がある。

1 時間の使い方を分析する。現在、どういうことになっているのか、何を改めるべきなのかを見出す。

2 目標を明らかにする。時間の最善の使い方を評価するための基準を確立する。

3 優先事項を決める。最も大事な事項に焦点を合わせる。

4 時間の計画を立てる。行動が自分の決めた目標につながっているかどうかを確かめる。

5 時間割を組む。さまざまな行動を、いつどのように行なうかを決める。

6 進行具合を調べる。ことが順調にいっているかどうかを見きわめる。いくつかの選択肢を表にしてみる。

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 長く続いてきた習慣を変えるためには、変えたいという欲求がなくてはならない。欲求こそ自己変革の第一歩であることをまず理解しよう。これから提案することはそう簡単なことではないし、また、みんながみんな習慣を変えたいと思っているわけではない。変えたいと思わない人にどんな提案をしてみたところでまったくムダである。変えたいという「気持ち」が内から湧いてこなければダメである。

 習慣の改変は非常に難しいことだが、時間を上手に使いたいと本気で考えている人たちにとっては、これは非常に大事なことだ。悪い習慣をよい習慣に変えるためには、次の方法を試してみてほしい。

1 変えたい習慣を見きわめる。変えたいと思う行動を正確に知るためには、自分の行動と、それらが起こる状況とを分析しなければならない。自分がどういうことをし、いつ、なぜそれをやるかがわかれば、悪い習慣を見分けることが容易になるはずである。

2 身につけたい新しい習慣を慎重に決める。1枚の紙に縦線を1本引く。その左側に、変えたいと思う自分の習慣を書きだす。右側には、新しく身につけたい習慣と状況を書く。変えたいという欲求については自分を偽らないこと。変えるために必要な情報を集め、新しい行動を実際に行なっている自分をイメージするとよい。実行計画を立て、その計画の実践に備えることである。

3 強固な意志を持って新しい行動を開始する。自分が身につけたいと思う新しい習慣について、できるだけ多くの人たちに吹聴する。その習慣を組み込んだ日課を作成する。新しい行動を思い起こすために、オフィスに張り紙をするなり、何らかの工夫をする。きっかけづくりがいかに重要であり、習慣と深い相関関係があるかということを忘れないことである。できれば、新しい習慣に、「新鮮な空気」を与えるために環境を変えてみる。机の向きを変える、花を飾る......何でもいい。要するに、新しい行動に打ちこむ動機を強固にするために、自分にできることを片っ端からやってみることである。

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