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「管理職は偉い」は間違い!意識や考え方を変えよう トレノケート シニア人材教育コンサルタント 田中淳子

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 連載第1回を読んでくださった方から、色々な感想をお寄せいただいた。「私も意識改革は早いほうがよい、50代のうちから意識も行動も見直した方がよいと思っている」といった60代からのコメントがあった。中には、40代の方から、「まだシニアという年代ではないが、いずれやってくるシニア時代を想像しながら、今から準備しておきたい」といったメッセージも頂戴した。様々な年代の方がそれぞれの読み方をしてくださっているようである。ありがとうございます。

 さて、今回は、現在のシニアが変えるべき、意識や考え方について述べたい。大きく分けて「役職」「仕事」「年齢」の3つがある。

役職は上下関係のような「地位」を示すものでない

 1つ目は、“上司”と呼ばれる管理職を含めた「役職」に対する意識や考え方を変えることである。

 管理職は本来、「マネジャー(マネジメントを行う人)」であり、マネジャーというのは、「地位」ではなく、「役割」だと考えるのが今風である。

 1回目のコラムの感想としていただいたコメントの中にこんなものがあった。

 「年下の上司のもとで働くことになったら、とたんに意気消沈して、動けなくなる人がいる。僕が年下の上司として着任したら、年上の部下たちの中には、完全に思考停止になってしまう人がたくさんいて困惑したものだった」

 いわゆる「プライドが傷つく」ということだろうが、では、なぜそう感じるのかといえば、管理職という仕事を「偉い・偉くない」といった「地位(序列)」とみなして、自分の地位(序列)と比べているからではないだろうか。「上司」という言葉には「上」という文字が、「部下」という言葉には「下」という文字がそれぞれ入っており、上下関係や序列を連想させるのかもしれない。