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プロジェクトマネジャーの経験不足を補うには? マネジメントソリューションズ 大内傑

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 この連載では数々のプロジェクトを支援してきた私たちマネジメントソリューションズの経験をもとに、「これは大切・基本だ」と感じたプロジェクトマネジメントのポイントをQ&A形式でお伝えしていきます。今回のテーマはプロジェクトマネジャーの経験不足を補う方法です。あなただったら経験不足をどう乗り越えますか?

Q 初めてプロジェクトマネジャーになりました。どうしたらよいでしょうか?
A 良きパートナーであるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の活用を検討しましょう。

 プロジェクトの責任者であるプロジェクトマネジャーがプロジェクト期間中に考えるべきこと/やるべきことは非常にたくさんあります。これまでお伝えしたように、まずはプロジェクトの真の目的を理解した上で、計画検討を行いましょう。

 また、プロジェクトによってはさらに準備が必要になります。例えば、外部のコンサルタントやITベンダーに支援を依頼する場合にはその契約を行います。ITシステムの導入プロジェクトであれば、設備(ハードウエア、ソフトウエア、ネットワーク機器、備品、作業場、会議室など)の準備も必要でしょう。

 1つのITシステムの導入が別のITシステムに影響を与えることも珍しくありません。すると、他のITシステム導入プロジェクトや稼働中の他ITシステムとの関連性に関する調査、他のITシステム導入プロジェクトのプロジェクトオーナー/ステークホルダーへの説明も行う必要があります。

 これらの準備をプロジェクトマネジャーが1人で洗い出すのは現実的ではありませんし、洗い出せたとしても1人で実行するのは困難でしょう。

 重要なのは、プロジェクトマネジャー自身が「やらないこと」を決めるということです。マネジメントの父と言われるP・F・ドラッカー氏も「体系的にやらないことを決めることが重要だ」という主旨の主張をしています。

 では、プロジェクトマネジャーが行わない/行えないことを誰がやるのでしょうか。そこで登場するのが、「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」という組織です。

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