はじめての著作権法

「編集著作物」って何?著作物のジャンルを知ろう

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 具体的には、見出しや階層等を工夫した各種データベースがこれに当たりますが、データベースの著作物と評価されるためには、あくまで「情報の選択又は体系的な構成」に工夫(=創作性)が加えられているものでなければなりません。したがって、極端な話、「あらゆる情報をとにかく大量につめこんだだけのアーカイヴやデータ集」は、いくら情報量が豊富で有益であっても、「情報の選択又は体系的な構成」に創作性があるとはいえないため、データベースの著作物とは評価できないことになります。

 データベースの著作物も、編集著作物と同様に、そこに含まれているいろいろな素材(例:画像データベースの場合の収録画像)も独立して著作物としての保護を受けることになります。たとえば、写真データベースの場合、データベース自体が「データベースの著作物」に該当するとともに、収録されている各写真は、「写真の著作物」に該当するわけです。

池村 聡 著 『はじめての著作権法』(日本経済新聞出版社、2018年)、「第2章 著作物って何?」をもとに編集
池村 聡(いけむら・さとし)
弁護士(森・濱田松本法律事務所所属)。1976年群馬県前橋市生まれ。99年早稲田大学法学部卒業、2001年弁護士登録。09年文化庁著作権課出向(著作権調査官)。主な著書に『著作権法コンメンタール別冊平成21年改正解説』、『著作権法コンメンタール全3巻』(共著)など。

キーワード:経営層、管理職、経営、営業、マーケティング、プレーヤー

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