FIN/SUM WEEK 2017 キーパーソンの思い

6人のキーパーソンが参加者のアイデアを刺激 FIN/SUM WEEK 2017 アイデア・キャンプ事前説明会

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

投資形成に消極的な日本人、ポイントは「共感」「理解」「発見」

QUICK イノベーション本部 副本部長 兼 パーソナル事業部長 辺見重明氏

――日本人が投資や資産運用にどういうイメージを持っているか。それを知るヒントとして、QUICK資産運用研究所のアンケート分析結果をご紹介します。

QUICK イノベーション本部 副本部長 兼 パーソナル事業部長 辺見重明氏

QUICK イノベーション本部 副本部長 兼 パーソナル事業部長 辺見重明氏

 日本人が投資や資産運用にどういうイメージを持っているか。それを知るヒントとして、QUICK資産運用研究所のアンケート分析結果をご紹介します。

 全国20~60代の個人約5104人を対象に、昨年12月にインターネットを通じて実施しました。「リスク性商品を保有・運用したことがあるか」という質問に、全体の29.9%がある、62.3%がないと答えました。保有・運用経験のある商品は「株式」が最多で、「投資信託」「外貨預金」が続きました。「資産形成や資産運用のイメージは」との質問には、保有・運用したことがない層で「損をする」が40%以上、「怖い」が30%近く、「だまされそう」が20%以上、「面倒」が25%と、ネガティブな答が上位を占めました。保有・運用したことがある層で最も多かったのは「勉強が必要」で、およそ50%に上りました。

 面白いのは、「リスクが高い」と答えた人は保有・運用したことがある層で42%に上り、ない層の36%を上回ったことです。日本語の「リスク」いう言葉には、「勇気を持って試みる」という意味と同時に、危険や怖いというイメージがあるからでしょう。

 保有・運用したことがない人に「資産形成の必要性を感じるか」と聞いたところ、「全く必要性を感じない」「あまり必要性を感じない」という回答を合わせると67%に上りました。「資産形成・資産運用を始めるには何が必要か」との問いには「まとまった手元資金」「取引を検討している金融商品の詳細な知識」という答が目立ちました。

 結果をまとめると、日本人の投資に対する意識が見えてきます。老後や安定した生活を送るために資産を増やしたいと考える人は全体の半数以上に達しましたが、実際にリスク性金融商品を保有・運用したことがあるのは3割弱にとどまり、保有・運用したことがない人のうち、資産形成や資産運用に「必要性を感じない」と答えた人が7割近くにも上りました。

 金融知識などについて学ぶ「投資教育」の拡充も重要です。今回の調査では金融に関する問題を解いてもらいましたが、正解ゼロが4割近くもいました。実際の資産形成、投資のためのリテラシーはあまりない、知らないというのが現状です。資産形成、資産運用を始めたきっかけや情報集のやり方も、年代、性別、年収などでまちまちなので、どこをターゲットにするかは多様な可能性があります。

 こうした資産形成・資産運用に対する意識をどう変えていけばいいのか。キーポイントは「共感」「理解」「発見」であり、「動機」を高め「力量」を支えるアイディアを期待しています。

関連情報

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。