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日本株・ドル、3月中は押し目買いのチャンス 経済アナリスト 田嶋智太郎氏

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 前回更新分「日米株価、急落も基本強気トレンドに変化なし」において筆者は、2月2日のニューヨーク時間帯以降に金融市場で生じた日米株価やドルなどの下落は「あくまで一時的な調整に過ぎない」との楽観的な見解を示した。ことに、日経平均株価については「目先のスピード調整が必要な状態にあった」ことに加えて、いわゆる「20週(安値)サイクル」においてサイクルボトムを形成するタイミングを迎えていた点にも注目し、「おおむね2月半ばごろあたりから、あらためて強気の展開が見られる可能性もある」「52週(移動平均)線が位置する水準近辺で下値をサポートされることとなるかどうかを見定めたい」などと述べた。

 実際、2月14日に一時2万1000円割れの水準まで値を下げた日経平均株価は、同日安値からいったん切り返して2月27日には一時2万2500円台まで値を戻す場面もあった。ところが、2月28日以降は再び強烈な下げに見舞われることとなり、3月5日には再び2万1000円割れの水準を垣間(かいま)見る場面もあった。

 ちなみに、2月初旬に価格が急落し始めてから記事執筆時点に至るまで、いまだ日経平均株価は52週線を下抜けることなく推移しており、そこにはある程度の底堅さも感じられる。2月27日以降の再度の下げは、いわゆる「2番底」を探るような展開でもあり、そろそろ当面の底が見えてきたような感じもしなくはない。

 果たして、2月初旬以降1カ月余りにわたって続いている市場の動揺はそろそろ収まるものなのだろうか。日経平均株価や対円でのドルは今が押し目買いのチャンスとなるのだろうか。3月決算期末を間近に控えた時期でもあり、上場企業による株主配当や株主優待の内容などに着目する投資家も少なくはないだろう。その点も含めていろいろ検証しておきたい。

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