REG/SUM キーパーソンに聞く

日本初で日本発のレグテックソリューション作りたい NTTデータ 第四金融事業本部企画部事業開拓推進室部長 宮本拓也氏に聞く

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「規制」への認識を改めて問い直すことがカギ

――日本でレグテックを進める上でカギとなるものは何でしょうか。

 「規制」への認識を改めて問い直す必要があるだろう。当然ながら、規制には良い面と悪い面がある。規制は国民の安全を守るという最終目的からみると、存在してよいものだが、その規制で何を、何のために守っているかをきちんと分析するのが重要になってくる。「規制緩和」も何を規制しているのか、何のために緩和するのかをはっきりさせなければならない。

 行政官庁がレグテックに関する海外諸国の動きをどうみているのかもポイントだ。レグテックで先行する欧米諸国の具体事例が日本にも参考になるが、海外のケースがそのまま日本に当てはまるとは限らない。規制への対応費用をITを使って下げるという単純な話ではなく、レグテックがもたらす実用と、レグテックで目指すべき理想という両面に対応していかなければならないだろう。

 そうした意味で、日本でのレグテック技術は歩み始めたばかりと言える。欧州最大のソフト会社、SAP社が作り上げた基幹系情報システムパッケージの「ERP」に相当する、日本初で日本発のレグテックソリューションシステムを当社が実現させたい。いや、必ず作ってみせるとの熱い思いを胸に抱いている。

――「レグサム」に何を期待していますか。

 レグテックを多くの人に認知してもらう場として、今回のレグサムに大きく期待している。フィンテックのように、レグテックも欧米が先行する分野だが、国ごとの事情の違いをきちんと理解する場がこれまで全くなかった。各国の規制を乗り越えて自分流でやってきた国内企業にとって、ビジネスを地球目線で考えると、このままで良いのか、どうして行けば良いのかを考え直すきっかけになるはずだ。レグテックは金融業界にとどまらず、もっと広がる可能性を持っている。

(松藤政司)

キーワード:経営層、管理職、経営、企画、経理、AI、ICT、イノベーション

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