都道府県格差

なぜ?幸福度1位の都道府県は福井県 橘木 俊詔 氏、造事務所

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幸福度はなにで決まるか

 福井県が「幸福」であることを具体的に裏付けるデータを、2016年度版の「全47都道府県幸福度ランキング」からいくつかみてみましょう。

 たとえば、現在社会問題となっている正規雇用と非正規雇用の格差。福井県は、「正規雇用者比率」が全国3位と上位につけています。また「大卒者進路未定者率」では全国で最下位です。これは、大学卒業後に就職先が決まらない人の割合が47都道府県でもっとも少ないということを意味します。

 さらに、障碍者雇用率も全国4位と、雇用面のバリアフリー化も進んでいます。これら「仕事」分野の多くの指標で、福井県はいずれも上位にあるのです。

 「教育」分野においても、福井県はさまざまな指標で上位につけています。学力が全国2位。不登校児童生徒率の低さが全国2位。社会教育費の支出が全国3位。社会教育学級・講座の数が全国3位。余裕教室活用率が全国1位なのです。これは、児童生徒はもちろん、大人の学習意欲も高いことを示しているといえるでしょう。県をあげて教育熱心な姿が想像できます。

 そのほか福井県では、子どもの運動能力が全国1位。女性の労働力人口比率が全国1位。自殺死亡者数の低さも全国1位。そして平均寿命が全国2位となっています。

 ようするに、子どもが元気で、女性にとっても働きやすく、悩みも少なく、多くの人が長生きする県ということです。客観的にいってやはり幸福度が高いといえそうです。

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