激化する採用戦線 中小企業の戦い方

説明会、どうしたら学生がきてくれる? 採用コンサルタント 谷出正直氏

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 変わった採用方法を企画するときは、なぜ、自社がそのやり方をするのか、自社の特徴や理念、ビジョンから語れるようにしておいてください。そうすることで、その企画をする理由が作り出せ、参加した学生も納得してもらえます。

 説明会後の採用活動では、学生ができるかぎり社員に会う機会を作ることです。大学生は、同業他社を見たとき、社会人からみて明らかに違っているような点でも同じに見えるものです。実際に働く社員に話を聞く方が、何倍も採用にプラスになるのです。もちろん、学生に会う社員がイキイキと仕事をして、社内からも理想の人材が対応することがベストです。

集まる人数の少なさを逆に利用すべし

 実際のところ、中小企業の説明会に実際に足を運ぶ学生の数は、1回につき5人~10人が多いのではないでしょうか? もちろん、20人~30人を集めることも可能です。しかし、多くは、少人数での開催になると思います。見方を変えれば密度の高い説明会を実施することができます。

 「私たちの説明会は1対1でやります。あなたの就活についての疑問や質問について全て回答します」とこう伝えたらどうでしょうか。社会人による丁寧な悩み相談会です。

 1対1は学生にハードルをあげてしまいそうで心配、応募少なくなりそうだったら、少人数での相談会、と書いておきましょう。人数が少ないというのは「あなただけの特別な説明会」というニュアンスを持つ、メリットの1つになるのです。

 また、選考中に「会社に一日、あなたの席を設けます。社員と同じ目線で同じ仕事をやってみてください」、という取り組みもいいでしょう。社員を知ってもらうためのしくみですが、リアルな会社の状況を伝えることができます。大切なことは、できるかぎりお互いのことを知る機会を設けることです。入社や定着の可能性が高まります。新卒採用において大切なことは、採用であり、入社になりますが、中長期的な視点で企業を考えるといかに定着し、活躍するかということです。

最近増えているウェブ説明会、どうなの?

 最近、遠隔地の学生でも参加できるように、ウェブ説明会が話題になっています。私は、中小企業に限っていえばウェブで実施する説明会には、少し疑問があります。「そもそも学生は知らない中小企業のウェブ説明会を見るのか?」という点からです。

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