激化する採用戦線 中小企業の戦い方

説明会、どうしたら学生がきてくれる? 採用コンサルタント 谷出正直

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 ほとんどの学生が初めての就職活動です。どう動いたらいいのか手探りになることがほとんどなので、ポイントを伝えてあげると納得し、行動に移せるようになります。説明会の案内メールを送った時期的な背景を紹介しながら、最後にちらり、と「当社の会社説明会はこちら」という案内を匂わせる。

 この技は、エントリーシートの提出を増やしたいと悩んでいるケースでも同様に使えます。エントリーシートの提出という企業側の想いではなく、就職活動の悩み相談という学生側の想いを受けて、メールを作ります。

4月に送るメールの例
 「自己分析を早くやった方がいい、といわれませんか。今回、尋ねている『学生時代に注力したこと』『あなたの強み』などの項目は、就職活動中に企業からよく聞かれる内容です。つまり、いつか考えなければならないことです。この機会に、ぜひ考えてみてください。ご参加いただいた説明会で、自己分析について記載のポイントや質問にお答えします」

 自社をアピールするのではなく、現実的に学生にとって有益な情報を入れこむことで、メールに反応する確率は上がります。そもそもエントリーシートの提出が続くと、学生は焦ります。前もって準備している人はゆとりを持って企業に提出でき、あとに出した人ほど時間のなさに焦る――、こういった話も付け加えれば、「今やるべき理由」も納得できます。

 さらに、アドバイスや事例を学生生活に置き換えると、さらに学生は理解しやすくなります。たとえば、こんな文例です。

「学生時代、テストの前日の夜、あと1日、時間があれば、もっと勉強できたのに と感じたことはありませんか? 必修の単位であれば、なおさら焦りが募ります。事前の準備が大切だとわかっていながらもなかなか行動に移せない・・・・・・私もよくありました。だからこそ、事前の準備はできる時にやっておくに限ります」

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