激化する採用戦線 中小企業の戦い方

エントリーシートに「志望動機」いりますか? 採用コンサルタント 谷出正直

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

 「履歴書を持ってくる学生は本気だ」というスクリーニング目的でやっている企業もありますが、これはあくまで人気企業のケースにすぎません。「履歴書が事前に必要なのは大変だから、こっちの説明会への参加は後回しにしよう」と学生が思ってしまう危険性のほうが高いです。

 エントリーシートは、企業が採用のため独自に作った応募用紙です。1991年にソニーが初めて導入したとされています。膨大な応募のある企業が、全員に会うことは難しいので事前に選考を行う、という意味で非常に効率的なので、一気に広まりました。今では多くの大企業、人気企業で実施しているのではないでしょうか。

 また、面接時の話題のきっかけにする、というのも大きな目的でしょう。しかし、それを就職活動のスタートの時点で、学生に書かせる必要はあるのでしょうか?

 履歴書以上にエントリーシートを書くことは大きな負担です。本来、説明会に参加してもらったり、直接会ったりして自社のことを知ってもらってから、選考を希望する場合はエントリーシートを持ってきてください、というのが正しい姿だと思います。全員に出させる必要が本当にあるのか?という話です。

高校を知りたい

 個人情報において、最近、企業から注目をされている項目があります。それは、高校です。これまで、学歴といえば、大学が主にみられてきました。近年、推薦や内部進学など、一般入試以外で入学する学生が増えてきました。大学名だけではわからない、という話になっているのです。

 一般入試も私立の場合、英語と国語の2科目だけになっているケースもあります。もし英語の1科目だけなら、英語の成績がいいから入学しているのでは?そうなると実際の頭の回転が速い、地頭が良い、論理性があるなどの要素はわかりません。一方で高校入試は5科目や内申点を考慮することがあるので、大学入試より実力がわかるのでは、と考える企業が増えているのです。

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。