この時代を乗り切るワークスタイル改革

変わりゆく仕事観、若手が願う「自分と会社のあり方」 ソニックガーデン代表取締役社長 倉貫義人 氏

記事保存

日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。

――会社規模の拡大には興味がないとのことですが、今後、ソニックガーデンはどのように発展していくのでしょうか。

 会社と社員の関係性は変化していると思います。かつての中小企業経営者は、「社員の生活を守るのが自分の責任だ。だから、社員は社長の言うことを聞け」というスタンスだったのではないでしょうか。しかし、今は大企業でも倒産したり、買収されたりする。そんな時代に、「社長が社員を守ることができる」と考えるのもおこがましい。

 社長の責任とは、「会社がなくなっても引く手あまたのスキルを持った『スーパーエンジニア』へと社員を育成すること」だと私は考えています。そのためには、「どこでも通用するスキルを身につけられる環境を提供する」ことのほうが重要です。

 今、会社として取り組んでいるのが「4つのワーク」です。(1)単純作業の繰り返しでないクリエーティブで知的な「ナレッジワーク」、(2)住居地や通勤時間に縛られず、好きな場所で働いて生産性を向上させる「リモートワーク」、(3)セルフマネジメントで自分の好きなことを仕事にする「ライフワーク」、最後に(4)1つの会社に依存せず、複数の会社の仕事を同時にこなす「パラレルワーク」です。前者3つはすでに取り組んでいますが、「パラレルワーク」の実現は今後の課題ですね。

 ソニックガーデンでは、トップクラスのエンジニアは高水準の報酬を得ていますが、給料が毎年上がるわけではありません。「パラレルワーク」は、今の給料以上に収入を得たければ、自由になる時間で別の仕事で稼ぐという考え方です。収入を1社に依存するのではなく、複数の会社から得ることで「会社と社員が助け合う関係」になります。そうなれば、仕事に対する社員の自由度は飛躍的に向上するでしょう。

 今後、会社としてパラレルワークをどのような形で実現するのか、パラレルワークをするメンバーをどのようにサポートしていくのか、チームで検討していきたいと考えています。

キーワード:経営、企画、営業、経営層、管理職、マーケティング、人材、研修、働き方改革

閲覧履歴

    クリッピングした記事

    会員登録後、気になる記事をクリッピングできます。