転職に向いている人 転職してはいけない人

「選職行動が上振れする人」は転職に向かない 黒田真行

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 会社側から見ると、個人のパフォーマンス評価以外に、若手の登用による活性化や幹部人材の選別、適正な人材代謝など、組織強化のための複合的な判断をしなければいけないという事情もあるので、この評価ギャップは収めようがなく、強い慰留もないままに退職が決定的になっていきます。

 「こうなったのは経営陣のせいだ。社命に従って何十年も歯を食いしばってがんばってきた自分たちには罪はない」という恨み節を言いたくなる気持ちもわからないではないのですが、「だからあの会社に仕返ししてやるのだ」というような気持ちが先行して転職活動をしてしまうと、転職先の状態や、数年後のイメージを持たないまま、腹いせ的に同業他社だけを検討先にするなど、転職先選びの段階で目が曇ってしまうこともあります。

 転職活動は、あくまでも自分自身が生き生きと働ける次のキャリアを見つけるためのものであり、それだけを目的に進めたほうが、いい転職が実現できる確率は高まります。

 退職すると決めた以上は、自分自身を大切に、自分が気持ちよく働き続けることだけを目的に、最善の活動と選択をしていただきたいと思います。

転職に欠かせない戦略構築と自走力

 将来の幹部候補となる人材を中途採用する際に、多くの企業が注目するのが「自走力」です。「ハンズオンでやれる人がいい」などともいわれます。つまりは、上からの指示にそのまま従うのではなく、自分自身で考えて判断できる人、また、考えたことを人に任せるのではなく、自ら実践できる人を求めているのです。

 大手企業で管理職を務め、中堅・ベンチャー企業に転職しようとする人は、この点でつまずくケースが多く見られます。

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