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ケース24:消費者契約法違反ですって?!ウチは無関係でしょ! 弁護士・ニューヨーク州弁護士 畑中 鉄丸 氏

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顧問弁護士 畑中鉄丸の助言

か弱きおじちゃん・おばちゃんを助太刀する消費者契約法

 消費者契約法という法律があります。

 この法律は、「消費者と事業者との間の情報の質及び量並びに交渉力の格差にかんがみ、事業者の一定の行為により消費者が誤認し、又は困惑した場合について契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることとするとともに、事業者の損害賠償の責任を免除する条項その他の消費者の利益を不当に害することとなる条項の全部又は一部を無効とするほか、消費者の被害の発生又は拡大を防止するため適格消費者団体が事業者等に対し差止請求をすることができることとすることにより、消費者の利益の擁護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」などと説明されています。

 しかし、あまりに高尚で難解すぎて、この文章自体が、消費者にとってわかりにくい、というか、東大文一に現役合格した、相応の国語読解能力がある私ですら数回読まないと理解できない、日本語とは思えないシロモノです。

 わかりやすく言うと、「そこらのおじちゃん、おばちゃんと、手広く商売やっている企業とでは、格差ありすぎ。ほっといたら、企業が自分だけオイシイようにやりたい放題やりかねん。そやさかい、誤解させたり、強引な商売するようなことあったら、『そんなん、ノーカウント。タンマ。ナシにして』とキャンセルさせてやったり、企業だけオイシイ強引な契約条項を無効にしたり、もっというと、被害者となったか弱きおじちゃん、おばちゃんとエゲツナイ企業とのもめ事について、消費者団体が前面に立って助太刀できるようにしたぞ」という法律です。

 比較的新しい法律で、できたのが2000年、施行が翌2001年です。

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