健康診断という「病」

残業や休日出勤で過労死しない方法とは? 亀田高志 氏

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 営業本部長主催の会議を終え、Gさんがため息まじりに課長に一言。

「『仕事はいっぱいこなせ! でも残業は少なくしろ』って言われても......。何か矛盾していますよね?」

「確かにそうだ。お互い疲れているよな。Gくんは通勤が片道1時間半だろう?」

「はい。実家に近いと妻に言われて今の家を買ったせいで。まぁ自己責任ですが」

「まだお子さんも小さいから、世話も大変だろう。ちゃんと眠れているか?」

「はい、ありがとうございます。でも、よい解決方法は無いですよね......」

「最後の手段で、産業医に泣きを入れに行っても構わないらしい。面接指導ってのを受けると、休ませろとか、残業させるなとか、会社に言ってくれるらしいぞ」

「課長、勘弁してくださいよ。私にも立場ってものが......。そんなことして、根本的な解決になるんでしょうか?」

注目される過重労働への対策と健康管理

 残業や休日労働が非常に長い状態を意味する過重労働について、それを強いられているうちに、脳卒中や心臓発作で倒れる過労死や、うつ病を患い過労自殺してしまう人が後を絶たないことが社会問題となっています。

 この厚生労働省による過重労働の基準は時間外・休日労働時間と、健康障害を起こすリスク(可能性)との相対的な関係性を根拠にしています。

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