調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術

一歩進んだグーグル検索、官公庁の報告書も楽々収集 イーパテント 代表取締役 知財情報コンサルタント 野崎篤志

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 サイトまたはドメインでは、特定サイト(例えば http://www.toyota.co.jp)やドメイン(例えば.gov)に限定した検索を行うことができます。

 現在、大手企業はほとんど企業ウェブサイトを持っていて、かつ、企業ウェブサイト内検索も可能になっているかと思います。しかし、企業ウェブサイトを持っていても企業ウェブサイト内検索ができないような場合、1ページずつ確認していかなければなりません。

 そのような場合は面倒くさいので、このサイトまたはドメインのところに企業のURLを入力したうえで、キーワード検索すれば、対象の企業ウェブサイト内にそのキーワードが含まれるページがあるか否かが分かります。もちろん、企業ウェブサイト内検索エンジンがある場合でも、Google検索を使って検索したほうがより効率的・効果的に情報収集できます。

 私がよく利用するドメイン限定は「.go.jp」や「.gov」などの国内外政府・官公庁ドメインへの絞り込みです。前述のように正確な事実情報、また正確な1次情報・オリジナル情報を入手するうえで、政府・官公庁から発信される情報は確度が高いと言えます。

 もう1つのファイル形式はPDFやXLS、PPTなど特定ファイル形式のみに検索結果を絞り込む機能です。私は仕事柄、政府・官公庁や公的機関、またコンサルティングファームやシンクタンクが発行しているレポートを収集し、読む機会が多くあります。このようなレポートは、だいたいの場合においてPDFで提供されていますので、ファイル形式をPDFに限定して検索をするのです。特に様々な情報が盛り込まれた政府・官公庁の報告書は非常に有益ですので、上述したドメイン限定と組み合わせると有効です。

 仮にロボットの動向・トレンドについて官公庁のレポート・報告書情報を収集したい場合は、図表9に示したような検索を行えば、様々なPDF資料がヒットします。

図表9 Google画像検索結果「ロボット 動向 site:.go.jp filetype:pdf」

 ここではサイト・ドメイン指定とファイル形式の2つの機能のみを紹介しましたが、ほかの絞り込み機能もありますので確認してみて使ってみてください。

野崎 篤志 著 『調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術』(日本経済新聞出版社、2018年)、「第4章 インターネットで調べる」から
野崎 篤志(のざき・あつし)
東京理科大学大学院イノベーション研究科知的財産戦略専攻非常勤講師、金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科客員准教授。一般社団法人特許情報サービス業連合会尾 理事。慶応義塾大学理工学研究科総合デザイン工学専攻修士課程修了。金沢工業大学大学院工学研究科ビジネスアーキテクト専攻修士課程修了。日本技術貿易株式会社IP総研コンサルティングソリューショングループのマネージャーを経て、外資系特許調査・分析企業であるランドンIPオフィス立ち上げに参画、顧客開拓・マネジメント全般を統括。2017年5月に株式会社イーパテントを設立し、代表取締役社長に就任。

キーワード:経営、企画、人事、経理、技術、製造、経営層、営業、管理職、プレーヤー、イノベーション、ICT

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