泉田良輔の「新・産業鳥瞰図」

巨人GEが覚醒? インフラビジネスの競争環境に影響 GFリサーチ 泉田良輔氏

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 ここからわかるのは、GEの株価の推移が米国の代表的な株価指数であるS&P500を大きく下回っていることだ。2015年1月末にS&P500の指数が140を上回るのに対して、GEのそれは70程度にとどまっている。米ユナイテッド・テクノロジーズ(航空機エンジン事業でGEと競合関係にある米プラット・アンド・ホイットニーを傘下に持つコングロマリット)の株価指数が180であることを考えると、GEの株価はかなり低迷しているといえよう。

 なぜGEの株価はここまで低迷しているのであろうか。次に、GEの業績について振り返ってみる。次のグラフは、インフラ事業を手がける日米4社について税引き前利益の推移を示したものだ。GEの2014年度の税引き前利益が、リーマンショック前のピークである2007年度の64%程度であることがわかる。一方、それ以外の企業の税引き前利益は、リーマンショック以前の水準を上回っており、右肩上がりとなっている。GEはこうした業績の低迷により株価パフォーマンスに影響を与えていると考えられる。

<FONTBOLD />インフラ事業を手がける日米4社の税引き前利益の推移(百万ドル)</FONTBOLD> 出所:SPEEDAをもとにGFリサーチ作成

インフラ事業を手がける日米4社の税引き前利益の推移(百万ドル) 出所:SPEEDAをもとにGFリサーチ作成

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