北海道発の寒冷地向け電気自動車、16年1月に公開

 道内の製造業8社を中心に開発中の寒冷地仕様の電気自動車(EV)が2016年1月の「札幌モーターショー」で公開される。27日の北海道自動車産業集積促進協議会の15年度総会で明らかになった。低温では電池の消耗が激しく、車重が軽く雪道走行が不安定といった弱点を各社の技術で克服。道内製造業の技術力向上や発信、道内でのEV普及につなげる。

 トヨタ車体(愛知県刈谷市)が販売する1人乗り小型EV「コムス」を改造し、寒冷地仕様にする。バッテリーを車体の中心部に置き、外気で冷えにくくするほか、車内に断熱材を貼って温度を保つ。後輪がスリップしたときに前輪が低回転する仕組みを取り入れ、雪道でも安定走行できるようにする。

 開発は中小企業基盤整備機構北海道本部(札幌市)の支援で13年度に始まり、14年度に全体の設計が完成。15年11月までに完成品に仕上げ、12月に道内で試験走行する。西野製作所(室蘭市)や倉本鉄工所(北見市)などが参加している。

[2015/5/28 日本経済新聞 電子版]

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