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新しい大人消費が日本を動かす

博報堂 阪本節郎 氏

 わが国の消費はこれまで「若者とヤングファミリー中心の消費」だった。「ファミリーレストラン」「テーマパーク」を代表格として「ファミリー消費」が個人消費を牽引してきた。また、1960年代後半に「ビートルズ」や「男の長髪・ジーンズ・ミニスカート」などとともに、団塊の世代がその数の力と相まって若者文化を起こして以来、若者が世の中のトレンドセッターであり、「若者消費」が中心となった。まさにピラミッド型の人口構造がそれを支えていた。

 ところが、日本の人口構造は劇的に変化し、高齢化が他国を抜いて急速に進展している。そのなかでまさにいま、日本に「新しい大人市場」という従来にない成長市場が誕生しようとしている。そして世界中が高齢化に向かっているなかで、日本は世界に先駆けて高齢化が進んでいる。つまり日本に「新しい大人市場」のモデルができれば、グローバルマーケティングのモデルにもなる、ということだ。

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