日本経済新聞 関連サイト

日本農業は世界に勝てる

キヤノングローバル戦略研究所 山下一仁 氏

 農家の中にも、個人で農産物を独自に輸出する若手農業者が現れたり、ロボット、センサーなどの先端技術を活用したりする取り組みが開始されている。つい最近、ある講演会で、米の専業農家がマイクを持ち、「さまざまな米の輸出国に行っているが、我々の米はどの国の米にも負けない。農協は米の関税を維持すべきだと言うが、我々としては米の関税は撤廃してもらいたい」と発言したところ、会場から拍手が起こった。

 このような積極的な動きもあるのに、農業全体としては衰退に歯止めがかからない。とりわけ、米が最も衰退している。この連載では、農業の優良事例に学びながら、読者の方と一緒に、成功のための条件を探っていきたい。

PICKUP[PR]