【基調講演】阿部 守一 氏 地方創生時代の産業を支える人づくり ~郷学郷就県を目指して~

2017年6月26日

長野県知事
阿部 守一 氏

 長野県の人口ピラミッドを見ると20歳前後が極端に少ない。その理由は県内の大学収容力とUターン就職率の低さだ。大学等における教育の充実、地域企業と連携した人材育成、地域で学び働く「郷学郷就」の県づくりが重要だと考える。

 そのための取り組みの1つが長野県立大学の設置だ。来年4月の開校に向けて設置認可申請中であり、グローバルな視野で地域にイノベーションを起こす、地域のリーダーとなる人材育成を目標とする。16年には、白馬高等学校に国際観光科を開科し、実践的な英語習得や観光の目利き力を磨く多彩な授業を行っている。さらに同年、長野県南信工科短期大学校を開校。ものづくり産業が盛んな県として、1年次からインターンシップを実施して次代を担う産業人材の育成を目指す。

 地方創生のためには、他県への人材流出を防ぎ、地域の特色や個性を生かした教育を行うことが重要だ。イノベーティブな人材育成について、ぜひ経済界・産業界の方々からも積極的に提案してほしい。

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