【基調講演】平谷 祐宏 氏 稼げるまちづくり 尾道2020、そしてその先へ

2017年6月26日

尾道市長
平谷 祐宏 氏

 尾道市は「稼ぐ力」と「地域の価値向上」をテーマにまちづくりを行ってきた。近年は、当市を含む2市1町が中心になり、瀬戸内しまなみ海道にサイクリングロードとしての新たな価値を付加する取り組みを実施。民間事業者の力を借りて、県営の倉庫をサイクリスト専用ホテルやショップなどの複合施設に改装した。18年には尾道市側からもスタートする国際サイクリング大会を予定している。また、JR西日本の全額負担で尾道駅が建て替えられ、宿泊施設やサイクリスト向けショップが設置される予定だ。

 地域の価値を向上させる取り組みとしては、歴史的風致維持向上計画が認定されたことを受け、民間企業やNPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」などの協力を得て、景観づくりを実施してきた。こうした取り組みが評価され、13年度には文化芸術創造都市部門で文化庁長官表彰を受け、それが15年からの2年連続の日本遺産認定につながった。07年に約2万人だった外国人観光客が、現在では約10倍に増加している。

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