【企業講演】笹山 晋一 氏 新時代のエネルギービジネス戦略〜「チャレンジ2020ビジョン」実現に向けて〜

2016年11月15日

東京ガス 執行役員
総合企画部長
笹山 晋一 氏

 東京ガスはガス灯向けガスの供給からスタートし、お客のニーズを取り込みながら、台所や給湯、暖房、空調、電気と用途や事業を拡大してきた。

 東日本大震災以降、供給の安定性や環境問題が課題となるなか、天然ガスの価値を高め、当社グループの進むべき道筋を明らかにするため、2011年に20年に向けた「チャレンジ2020ビジョン」を発表した。エネルギー産業は地域密着型産業という特徴がある。これを強みとして施策を磨き上げるとともに、今後もバリューチェーンの拡大を図っていく。

 現時点ではガス事業中心の利益構造だが、20年までにガスは半分、残り半分を海外事業と電力・その他のエネルギー事業とする「総合エネルギー企業」を目指している。

 来年にはガスも全面自由化される。自由化の目的である「安定供給の確保」「料金の抑制」「選択肢の拡大」は電気事業と共通するが、「天然ガスの利用方法の拡大」はガス事業ならではの特徴だ。今後も導管網の整備、保安の確保に加え、新たな付加価値サービスを提案し、天然ガスの普及拡大に努める。

 また、スマート社会の実現に向けて総合エネルギー企業として、ガスを送るだけでなく、省エネや環境性、経済性など顧客のニーズに応じたソリューションも共に提供する。様々な関係先とアライアンスを組み、技術開発やIT(情報技術)も活用して、多様な暮らしのサービスを提供していきたい。

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