【企業講演】若林 俊一郎 氏 分散型エネルギーインフラが切り開く地域振興ビジネスモデル

2016年3月31日

PwCコンサルティング
シニアマネージャー
若林 俊一郎 氏

 台風や高潮のリスクがある沖縄県浦添市のモノレール延長先、新てだこ浦西駅周辺区画整理地区において、大街区化による土地高度利用を図るスマートシティ開発が進んでいる。分散型エネルギー導入とそれを利用した防災アリーナ建設を計画中だ。都市ガス(中圧ガス管)・電力の多重供給を受け、ガスコージェネによる熱電併給を行う。都市防災力が高まり、CO2を20~40%、エネルギーコストを約10%削減する。太陽光や風力発電、温泉付随天然ガスコージェネも導入する。内部収益率は6%台を確保できる見込みで商業ベースが見えてきた。地区全体で600億~700億円の新規投資、5千人以上の雇用創出を見込む。

 沖縄は高温多湿なため冷熱が圧倒的に必要で、東南アジアなどで同様のプロジェクトを展開していく上で貴重なデータも集まるだろう。同様の社会イノベーションがスマートシティの分野で広がることを期待している。

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