【基調講演】和田 勇 氏 住まいから社会を変える~エネルギー革新への挑戦

2016年3月31日

住宅生産団体連合会会長
積水ハウス代表取締役会長兼CEO
和田 勇 氏

 家庭部門の二酸化炭素(CO2)排出量が急増している。新築住宅は「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」とし、省エネ機器や創エネ機器の高性能化、低コスト化を進める。燃料電池の価格も引き下げる必要がある。生産者に対して投資減税を行い、量産体制を確立することが不可欠だ。ただ、ZEHが新築住宅に占める割合はまだ少ない。既存住宅を省エネ化するリノベーションも進め、エネルギー効率を高める。この結果、中古住宅の流通市場も育つ。家屋の断熱対策に取り組めば居住者の健康寿命を延ばす効果も期待できる。

 積水ハウスは1999年から環境配慮型の住宅づくりに取り組み、2008年にエコファースト企業に認定された。今後のキーワードはすべてのモノがインターネットにつながる「IoT」だ。住宅がその基盤になるだろう。IoTを核に、スマートシティやスマートグリッド実現の鍵を握るエネルギー革新に取り組んでいきたい。

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