【基調講演】村井 純 氏 IoT時代に向けたテクノロジーと社会システム

2016年3月31日

慶應義塾大学
環境情報学部長 教授
IoT推進コンソーシアム会長
村井 純 氏

 電子製品は普及により超低価格化が進み、コストをほとんど意識せずに使えるようになった。さらにRFID技術の進化で簡単に個体識別ができるようになり、個々の電子機器のセンサーからの情報がインターネットに集められるようになっている。スマートフォンやウエアラブル端末などから送られる情報に加え、交通・家電・健康などあらゆる分野の電子機器から得られる情報を利活用できるプラットフォームが求められている。

 今、産官学で挑戦しているのは、これらのデータを安全に、安心に、国民の信頼を得て使うためのサービス基盤づくり。当然、インターネットが前提になるのでその上で何かしようとすると省庁や業種などの縦割りを排したコラボレーションが求められる。それにより産業界で全く新しいサービスが生み出されることが大いに期待される。日本で、技術的にオープンかつ安全で、人材も育てられる高品質なIoTのプラットフォームが構築できれば世界で最も信頼されると信じている。

このサイトについて

日本経済新聞社について