【基調講演】小早川 智明 氏 東京電力エナジーパートナーの挑戦

2015年11月30日

東京電力 常務執行役
カスタマーサービス・カンパニー・プレジデント
小早川 智明 氏

 当社は電力の小売り全面自由化に際して、公益事業としての品質を維持しながら価格競争力を高め、顧客の視点に立った付加価値の高いサービスを全国展開していく。

 例えば家庭分野では、技術力と販売網を持つアライアンスパートナーとの連携を推進。結婚や住宅購入、セカンドライフなど、顧客のライフイベントに合わせたサービスを提供する。顧客との接点には、約320万件の会員を擁する「でんき家計簿」を活用。「暮らしのプラットフォーム」として刷新し、2017年3月末までに1000万会員の獲得を目指す。

 法人分野では、企業のエネルギー関係業務を一括して請け負うエネルギーサービスプロバイダー(ESP)事業を強化する。運用データに基づく改善提案や、省エネ・コスト削減の効果を保証するESCOサービス、コージェネレーション・蓄電池ソリューションの活用、電力・ガスの長期安定調達により、企業の経営をサポートする。持続可能なスマート社会の実現に向けて、自治体などと目標を共有するビジネスモデルの提案にも力を入れる。

 当社は来年4月、ホールディング(HD)カンパニー制に移行する。持ち株会社である東京電力ホールディングスの傘下に、燃料・火力発電事業、送配電事業、小売り事業を担う3つの事業会社を置く。意思決定の迅速化などHDカンパニー制の利点を生かし、グループ全体の生産性・競争力を強化。「挑戦するエナジー。」をスローガンに、顧客と共に発展するパートナーになることを目指す。

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