【基調講演】貝掛 敦 氏 SDGsと住友金属鉱山のCSR

2017年12月25日

住友金属鉱山 執行役員安全環境部長
貝掛 敦 氏

 当社は1590年創業。江戸時代に操業開始した愛媛県の別子銅山では、荒廃した山の再生のため明治時代から大規模な植林事業を実施。CSR(企業の社会的責任)活動を先取りした取り組みを進めるなど様々なステークホルダーとともに持続的な成長を目指してきた。

 では、現在の当社のCSRは具体的にどういうものか。重視しているのは「資源の有効活用」「環境保全」「人権・人材の活用」「ステークホルダーとのコミュニケーション」「安全・衛生の確保」「地域貢献・社会貢献」の6分野だ。

 独自技術で資源を生み出し、固有技術を活用して地球環境保全に貢献する企業を目指している。この重点6分野がSDGsの17目標・ゴールに直接的、間接的につながっている。

 世界の資源メジャーが中心になって2001年に設立した「国際金属・鉱業評議会(ICMM)」における活動と当社のCSRも密接に関連している。ICMMは、製錬業・鉱業の持続可能な発展のため、国連などの国際機関やNGOなどと連携して活動している。当社も「倫理的な企業活動と健全な企業統治」や「人権の尊重」「労働安全衛生の向上」「生物多様性の維持と土地用途計画への取組み」などICMM10原則を堅持していく考えだ。

 当社は鹿児島で国内最大の金鉱山、菱刈鉱山を運営している。地元と共存しながら操業しているが、今後も別子銅山の植林に代表される住友の事業精神に基づき、現在進めているCSR重点6分野の取り組みをグループ全体で、そして世界各地でさらに推進していく考えだ。

 こうした取り組みを通じて住友金属鉱山グループのCSRをSDGsに深化させていきたい。

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