【挨拶】舛添 要一 氏

2015年8月24日

東京都知事
舛添 要一 氏

 10年後に向けた長期ビジョンを政策の基本とし、水素社会実現に向けた取り組みを進めている。燃料電池車(FCV)は2020年に6千台、25年には10万台の普及を目指す。そのため、国と都が補助し、400万円程度で購入可能としている。FCVの都営バスも積極的に導入して水素需要を増やし、FCV普及の先導的役割も果たしたい。バス1台で小学校1校分の電力を賄える非常用電源としても期待している。併せて、水素ステーション設置への補助金支給や規制緩和実現に注力し、都内で15分走れば水素を供給できる状況にしていきたい。

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 先日、ロンドンで「50年前は新幹線を残した。20年に東京は何をつくるのか」と質問され「水素社会」と答えた。選手村を水素社会のモデル都市に位置付け、水素エネルギーの活用を計画している。

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 日本は石油もなければ天然資源にも恵まれていない。頭脳だけで戦後、ここまで素晴らしい国にした。これからもっと豊かな社会になるために、環境も含めいろいろな意味で世界一になることが大切だ。東京は水素社会をはじめ世界に先駆けた取り組みによって魅力を高め、現在、世界第4位となっている都市ランキングのトップを目指す。20年を一つの節目として、素晴らしい水素社会をつくることが日本の成長をリードしていくと考えるので、その役目を東京が果たしていきたい。

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