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社長、その商品名、危なすぎます!

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誰もが知っている「あの色、音、動き」も商標

弁理士 富沢正 氏

 商標は日夜進歩しています。立体商標が新しく認められたように、そのバリエーションはどんどん増えています。

 たとえば、音の商標です。外国で登録されている日本の企業の事例としては、たとえば久光製薬株式会社のコマーシャルで流れる、あの「ヒ・サ・ミ・ツ」という音もアメリカで登録されています。

 他にも、音を聞くだけで、「ああ、あの会社だ」と分かるものは意外に多くあります。

 アップルのコンピュータ、マックの電源を入れたときに聞こえる、あの「ブーン」という電子的な起動音やインテルのコマーシャルで使われているあの特徴的な音なども、これを聞けば、どこの会社のことを示すのか多くの人が分かるものです。そして、それぞれアメリカで商標登録されています。

 他には、色の商標もあります。アメリカでは株式会社トンボ鉛筆の消しゴムのカバーの色が商標登録されています。皆さんもこの消しゴムのカバーの色はご存知なのではないでしょうか。黒白青のラインになっていて、真ん中の白い部分にMONOと書かれたあれです。これが目印となり、トンボの商品だということが分かるのです。

 また、女性に人気のファッション靴であるクリスチャン・ルブタンという有名なブランドがあります。このブランドのハイヒールは、靴底が赤色になっているのが大きな特徴です。そのため、見る人が見れば、赤い靴底によってルブタンの商品だということが一目で分かるのです。

 さらには動きも商標になります。

 映画を観ると、オープニングの前に必ずどこの会社の映画なのかが示されます。アメリカでは、20世紀フォックス(twenty century Fox film)のオープニングの映像が「動き」の商標として登録されています。映画好きな人であれば、同社のロゴを下から照らすサーチライトの動きを見れば、どこの会社の作品かすぐに判断できるものです。

 その他に、アメリカの映画会社MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の作品では、ライオンが吠えるオープニングロゴもアメリカで商標登録されています。これもその映像を見ただけで、どこの会社の作品かを理解させるためです。

 ちなみに、音商標、色商標、位置商標、動く商標、ホログラムの商標は2015年の法改正で新しいタイプの商標として、日本でも導入されることになりました。

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