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もはや円安・ドル高の流れに歯止めは利かないのか?

経済アナリスト 田嶋智太郎 氏

 師走初日(12月1日)の市場では、円相場が一時1ドル=119円台、日経平均株価が一時1万7600円台に乗せる動きとなった。振り返れば、この1カ月ほどの間に米連邦公開市場委員会(FOMC)における量的金融緩和策(QE)の終了決定、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の積極運用方針公表、日銀による「緩和バズーカ第2弾」の決定、本邦7-9月期国内総生産(GDP)速報値の2期連続マイナス成長、消費再増税の先送り決定、衆院解散・総選挙の実施決定・・・と、いかにも市場で材料視されやすそうな話題が次から次に飛び出した。これらは、いずれも基本的に「円売り材料」と見なし得る(その時々の相場のムードにもよる)ものであり、いきおい「円安エンジン」はフルスロットルといった状態にある。

 一方で、11月に入ってから「ドル高エンジン」の方はやや出力を落とす場面があり、主要通貨に対する相対的な米ドルの価値を示すドルインデックス(米ドル指数)は、11月末近くまで基本的に伸び悩む展開となった。とはいえ、足元では原油価格が大幅に値下がりしているうえ、米年末商戦の前年比での伸びに対する期待も高まっており、再び「ドル高エンジン」の出力が上がってきそうなムードもある。果たして、この年末から来る2015年にかけての為替相場、株式相場はどのような展開になっていくのであろうか。幾つかの材料をもとに、ここであらためてその行方を予想しておきたい。

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