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日本企業が知らない 中東ビジネスの真実

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既に100社超が進出、砂漠の国サウジアラビアに眠る日本企業のビジネスチャンス

野村総合研究所 社会システムコンサルティング部 主任コンサルタント 三輪 紀人氏

 サウジアラビアの2013年の名目国内総生産(GDP)は約7453億ドルで、中東地域の中で経済発展が進んでいるGCC(Gulf Cooperation Council:湾岸協力会議)加盟国のGDPの約5割を占める。同じく、人口は約3000万人で、GCC加盟国の人口の約6割を占める。また、メッカとメディナというイスラム教の二大聖地を有し、OPEC(Organization of the Petroleum Exporting Countries:石油輸出国機構)およびGCCの盟主であるなど、「中東地域の中心的な存在」であるとも言える。

首都リヤドの中心部から車で50分ほど走ると、広大な荒野が見えてくる。(一般財団法人 中東協力センター 上田邦幸氏 提供) 首都リヤドの中心部から車で50分ほど走ると、広大な荒野が見えてくる。(一般財団法人 中東協力センター 上田邦幸氏 提供)

 しかし、多くの読者は、この国に日本企業にとっての機会は本当にあるのか、疑問を持つかもしれない。多くの人にとって、この国の映像的なイメージは「砂漠」であろう。サウジアラビアは世界一の産油国として有名で、石油収入は国のGDPの4割を超える。イスラム教の戒律に厳しいことで知られている国でもある。風土も、文化も、産業構造も、多くの日本人や日本企業にとってなじみのあるものとは言い難く、この国での日本企業の成功は、想像しにくいかもしれない。

 ところが、実際には、外務省「海外在留邦人数調査統計」によれば、サウジアラビアには既に100を超える日本企業の拠点が存在する。本稿では、最近のやや意外な話題も取り上げながら、日本企業のサウジアラビアでの事業例を紹介し、サウジアラビアに眠る日本企業にとってのビジネスチャンスを探ってみたい。

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