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ソーシャルメディアのその先へ

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人智とデジタルの結合、リクルートSUUMOの解

トライバルメディアハウス 池田紀行氏

 本コラム『ソーシャルメディアのその先へ』では、前回から広告宣伝、PR、マーケティング業界で定期的に発生するバズワードとうまく付き合う方法について考察している。前回はマーケティングコミュニケーション領域における歴史や背景についておさらいしたので、今回は究極の最適化を目指す、デジタルマーケティングの現在について考えてみたい。

 最先端のデジタルマーケティングについてまとめるにあたり、今回、リクルートホールディングスが運営する不動産・住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」のネットメディアを担当する、成田拓人氏にインタビューした。SUUMOは、筆者が国内のデジタルマーケティングで最も先進的な取り組みをしていると考える企業サイトの1つだ。

 インタビューは予想以上に(!)エキサイティングなものだった。人生でたった数回の「住み替え」の機会を逃さぬよう、様々な施策を打っているという。また、成田氏の話は、「これからのデジタルマーケティングはデータサイエンティストを中心とした理数系の世界になる」という筆者の浅はかな考えを、良い意味で裏切ってくれる内容だった。人の知恵はデジタルの世界をも制する。後半にまとめているので、ぜひ最後まで読み進めてもらいたい。

デジタルマーケティングの本質を知るべし

 ちまたでは「ビッグデータ」やら「デジタルマーケティング」という言葉が飛び交っているが、そもそも「デジタルマーケティング」は、今までの「インターネットマーケティング」と何が違うのだろうか。

 詳細を語ると長くなるので、一言で言ってしまうと、インターネットマーケティング(=ウェブマーケティング)は、主に単体の企業ウェブサイトを中心として考えるマーケティング施策であり、サイト内でのコンテンツ閲覧や回遊が重視される。ゴールはブランドの理解やコンバージョン(資料請求や商品購入)。集客のために、外部のサイトにネット広告を出したり、検索サイトにリスティング広告(※)を出したりする。多くの方がイメージするものに近いものだろう。

※リスティング広告とは、検索サイトの結果表示ページの上位に配置する広告。検索キーワードに関連する内容の広告が表示される

<b>インターネットマーケティングとデジタルマーケティングの違い</b><br>データ出所:横山隆治・菅原健一・草野隆史『DMP入門』(2013年)をもとに筆者改変

インターネットマーケティングとデジタルマーケティングの違い
データ出所:横山隆治・菅原健一・草野隆史『DMP入門』(2013年)をもとに筆者改変

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