日本経済新聞 関連サイト

アジアインサイト

記事一覧

経済制裁解除でメコンエリア最注目国に急浮上、ミャンマーが秘める無限の可能性

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ 古川エドワード英太郎氏

 2012年5月の米国による経済制裁停止発表に伴い、急激に外国人、特にビジネス目的の渡航者が増え、メコンエリア最注目国となったミャンマー。以前は日本からは、タイやベトナムを経由して入国するしかなかったが、2012年に全日空が直行便を就航、利便性も高まった。進出を検討する日系企業も増えており、日本貿易振興機構(JETRO)ヤンゴン事務所は連日、来訪者の対応に追われている。

 ヤンゴン国際空港に夕方から夜にかけて到着し、外に出ると、人々の熱気とコウモリの大群に出迎えられる。移動中の車で感じることは、日本車人気の高さだ。走っている車の多くが日本車で、また驚きなのは、その多くが日本から輸入されている中古車であるということだ。実際、日本からの輸出品目の80%以上を車(乗用車・トラックなど)が占めている。

急拡大するミャンマーへの直接投資

 こういった中、各国の直接投資が急ピッチで進んできている。2013年4月までの国別投資額は以下の通りである(図表1)。いまのところ投資国としては、圧倒的に中国が先行しており、香港特別行政区を含めると50%近いシェアとなる。その他、隣国タイも活発な投資を行ってきている。一方、日本については、投資総額は11位と、まだ他国より少ない。

 現在、日系企業の進出数は約110社、在留邦人数は約500人と、投資総額に比例してまだまだ少ない。しかし、これも急激に増えてきており、ホテルのロビーでは多くの日本人を見かけ、街に出ると日本食レストランも数多く目にするようになった。

図表1 国別投資認可額(1989~2013年4月までの累積) (出所)国家計画経済開発省 (出所)国家計画経済開発省

PICKUP[PR]