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最後のフロンティア市場アフリカへのエントリー戦略

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アフリカビジネスの夜明けは既に始まっている

野村総合研究所 コンサルティング事業本部 公共経営コンサルティング部 新興国・BoP市場コンサルティンググループ 主任コンサルタント 平本 督太郎 氏

野村総合研究所 コンサルティング事業本部 公共経営コンサルティング部 新興国・BoP市場コンサルティンググループ 主任コンサルタント 平本 督太郎 氏 野村総合研究所 コンサルティング事業本部 公共経営コンサルティング部 新興国・BoP市場コンサルティンググループ 主任コンサルタント 平本 督太郎 氏

 最終回の今回は、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)から約1年の間に起きた変化を振り返るとともに、日本企業のアフリカビジネスに関する展望をお伝えしたい。

新たなステージに入った日本企業のアフリカ進出

 TICAD Vから約1年の間に、日本企業のアフリカ進出に関して大きな動きがあった。それは、多くの日本企業がアフリカ市場進出を本格的に検討し始めたことである。弊社のアフリカチームに対しても問い合わせが多数寄せられており、チームを拡大しなくては対応できないほど支援を求める企業の数が増加してきている。

 これまでは日本政府の支援制度を活用した、新規事業のフィージビリティースタディー(実現可能性調査)に関する相談が多かったが、最近は公的資金に頼らずアフリカ市場への進出を検討する企業が増えているのも特徴だ。進出の段階に関しても、これから進出を検討する企業から、輸出のみで対応してきた企業、既に現地で長年事業を展開している企業、1つの国で成功した事業を同地域内他国に横展開したい企業、急速な市場進出をM&Aを通じて行おうとしている企業など、様々な段階にある企業が支援を求めるようになった。

 そのため、弊社もフィージビリティースタディー支援以外に、アフリカ進出戦略の策定から、パートナー企業探索・交渉、M&A後の統合手続き(PMI;Post Merger Integration)、現地販売代理店の販売拡大に向けた資金調達、アフリカ地域内の事業横展開、アフリカビジネス人材育成に至るまで、多岐にわたる支援を行っている。こうした状況から、TICAD Vの前と後では、日本企業のアフリカ市場に対する投資意欲は明らかに異なっていることが手に取るように分かり、既にアフリカビジネスの夜明けが始まっていることを実感している。

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