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「ビジネス×社会貢献」が生む、新しい企業活動のカタチ

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この社会は持続不可能に、未来を変える企業のあり方とは?

 企業の社会的責任(CSR)は、今、グローバルな社会問題を解決しながら、いかに「持続可能な社会」を実現するかに焦点が移りつつある。クレアンの薗田綾子氏は、「このままでは今の生活を続けられなくなる。非常に大きな課題だ」と訴える。2014年3月24日に開催した「日経ソーシャルイニシアチブセミナー」(主催:日本経済新聞社デジタルビジネス局)では、『従来型ビジネス×"社会貢献"』が生み出す新しい企業活動のカタチについて議論した。

わが子や孫が生きる50年後、100年後の社会は一体どうなる?

<b>クレアン代表取締役の薗田綾子氏</b> クレアン代表取締役の薗田綾子氏

 「そもそも企業は何のために存在しているのか」――。

 基調講演の冒頭で、CSRコンサルティングを手がけるクレアンの薗田綾子代表取締役は来場者にこう問いかけた。「儲けるだけでなくて、社会のこともきちんと考えている」とか、「社会に役立つ存在、社会がより豊かに暮らせるための商品やサービスを開発し、お客さまに本当に満足していただいている、あるいは地域に貢献している」など、様々な回答があるだろう。もちろん、雇用を守り、事業を継続して続けていくためには、利益を上げることも必要だ。

 しかし、そこに抜け落ちている視点はないだろうか。薗田氏は、「もう一度、この問いについて考えていきたい」と述べた。

 グローバルな環境・社会問題を考えるために、薗田氏は次のようなクイズを出した。

ステーキ1枚(200グラム)に必要な「水」の量は?

(1)100リットル
(2)2000リットル
(3)4000リットル

※アメリカンビーフの場合

 これは牛肉200グラムを生産するのに必要な水の量を尋ねているのだが、牛が飲む水だけでなく、飼料となるトウモロコシの生産に必要な水の量も含まれる。牛の飼育にはその体重の10倍以上のトウモロコシが必要になり、そのトウモロコシには1kg当たり1800~2000リットルの水が必要になる。結果として、200グラムの牛肉を生産するのに必要な水はおよそ4000リットルになるという。

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