日本経済新聞 関連サイト

デジタルマーケティング最前線

記事一覧

協力:日経統合システム

ネットとリアル混然一体、今年はマーケティング組織再編が必須に

Nexal 上島千鶴氏

 新年あけましておめでとうございます。本年も皆さんにデジタルマーケティングの最前線から、様々な話題をお届けしたいと思います。今年の最初のテーマは、2014年展望企画として企業が水面下で進めているいくつかの取り組みを紹介します。ネットとリアルが混然一体となった新しい市場を前に、マーケティングの根本を見つめ直す年になりそうです。

 2013年の「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語に「ビッグデータ」が挙げられていたことをご存知の方も多いだろう。何かの金脈があるかのごとく、データ活用の俯瞰図すら無いまま、とりあえずデータをかき集める――昨年はそんな企業が見え始めた年だった。また、本質的な意味は理解していないにせよ、IT業界とは全く無縁の人々にも「ビッグデータ」という言葉が広まったように、特に2013年は新しい横文字(新語)に翻弄された年だったように思える。

 さて、今年はどのような年になるだろうか。企業のマーケティング組織では、以下の3つが起こる(水面下で進んでいたものが潮流となる)と筆者は考えている。

(1)マーケティング組織の再編が進む
(2)「企業視点」から「顧客視点」への発想転換が進む
(3)データは「管理するもの」から「リアルタイムで活用するもの」へ移行する

脱皮が必須、マーケティング組織の再編が進む

 皆さんは新人の頃、会社経営には「人・モノ・金」が重要だと教育されただろう。「これらの流れを学ぶことによって、その会社が理解できる」と。

 実は、歴史のあるマーケティング組織であっても、デジタルの全く新しい世界に片足を突っ込んだ現状では「新人」の組織に戻ってしまったようなものだ。マーケティングに直接・間接に関わる人・モノ・金の動きを見つめ直し、これから一皮むけた組織に成長していかなければならない。その過程でマーケティング組織の再編が進むと考えている。

PICKUP[PR]