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日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか

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資金調達力とスピード――サムスンの勝ちパターン

泉田良輔 氏

自分たちの競争優位を徹底的に分析する

 日本の電機メーカーの凋落と韓国企業の好調さを、比較して取り上げられることが多くなりました。そうなってしまった原因は、いったい何でしょうか。

 一言でいうと、サムスンとの知恵の勝負に負けたと考えています。

 サムスンは、「インテリジェンス・サイクル」を最大限に利用している企業です。インテリジェンス・サイクルとは、トップが意思決定をする際に必要な情報を集め、分析や評価をして、それをトップに提供する流れのことをいいます。

 社内で集められたデータや情報をもとにインテリジェンス・サイクルが回され、そのインテリジェンスが経営者にインプットされる。それが経営者のなかで知識となり、物事を判断する際の知恵となるのです。

 サムスンはこのプロセスを駆使し、自分たちの強みと弱みがどこにあるかを徹底的に分析しています。その結果、導き出されたサムスンの強さとは、競合企業に対する「資金調達力」と「意思決定の速さ」です。そして、自分たちの競争優位がどこにあるのかを常に見極めようとしています。それはいま最も競争優位を確立している事業も例外ではありません。サムスンは競合企業だけでなく、社内事業も相対評価しようとしています。

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